人事向けAIチャットボット(HR AIチャットボット)の導入により、従業員からの問い合わせに対する人事部門の応答効率が向上しました
KKCompany は、Going Cloud の支援を受けて HR AI チャットボットを実装し、従業員からの問い合わせに対して精度の高い回答を自動生成することで、処理時間と応答時間を大幅に短縮し、ユーザー体験を向上させました。
KKCompany Technologies は、アジアの代表的な AI マルチメディア テクノロジー グループであり、ソフトウェアサービス分野でのパイオニアです。設立から20 年来、ストリーミング技術、デジタルクラウド、AIアプリケーションを中心にポートフォリオを拡大し、KKBOXやBlendVisionといったフラッグシップブランドを展開しています。現在、KKCompanyは日本、シンガポール、台湾、香港などにオフィスで500人以上の社員を抱え、コア技術を基に顧客に価値を提供しています。
人事部門は毎日、従業員からの繰り返しの質問に対応するためにかなりの時間を費やしていました。既存のシステムでは、各質問を適切な担当者に割り当てることはできましたが、回答には担当者が1件ずつ手作業で対応する必要がありました。特にピーク時や新入社員の入社時などは問い合わせが殺到し、人事チームと従業員の両者の非効率性とフラストレーション発生の要因となっていました。
人事部門が直面する課題に対処するため、Going CloudはAIチャットボットを導入し、人事担当者の負担を軽減しました。プロセスとしてはまず、PDF、CSV、XLSX ファイル、HTML ウェブサイトなどの非構造化データを含むさまざまなソースからのデータを統合・整理しました。その後、大規模言語モデルなどの技術を適用し、チャットボットに学習をさせることで安定的に正確性の高い回答を提供できるようにしました。さらに、ユーザーの利便性を高めるために単独のウェブサイトのみならずSlackとも統合しました。
フロントエンド
バックエンド
HR AI チャットボットの導入により、人事 スタッフが繰り返しの質問に費やす時間が大幅に短縮され、タイムリーで正確な回答が提供されるようになりました。これより、従業員の問い合わせ対応における全体的な作業効率が向上し、従業員エクスペリエンスの向上にも繋がりました。